麗江の街角


僅か1km程の離れた元貴族の別邸黒龍潭からふんだんに湧き出る清水が、
網の目のように四方街にせせらぎを作り、街を潤し洗い清める。
石橋を渡る度に暫く佇む。
古い土塀と土塀に挟まれた澄んだ流れの彼方此方で洗い物をする女。


麗江の古道


一寸路地に入ると、表通りの喧騒が嘘のように昔のままの麗江がある。
明清時代のままの建物、石畳、石橋、が立ち並ぶ。



春の写俳

麗江古城を歩く。

此処の中心は四方街と呼ばれ世界遺産に登録されている、 此処も変化が激しい。

昔の面影のままの街並みを残そうと、
その姿形を再現しようとする努力は認めるが、
真新しい街並みは情緒を半減させる。
メイン通りの混雑さも去年より激しい、ここでもそうだが、
何よりも変わったのは、中国人旅行者の多さだ。
去年あんなに目立った白人も影が薄い。 
白人の数自体はそう変わらなくて中国人が増えている。


清流が麗江の街中を潤す


何処から流れ出すのか、彼方此方にある清い流れ、
苔むした石の橋が嫌が上でも旅情をくすぐる。 
20世紀の始めにここに住み付いた、ロシアの民俗学者が、
「中国にもこんな綺麗な清潔な街がある」
と欧米に紹介してから、欧米の旅行者達に知れ渡った街、
その名を彷彿させる街の景観だ。

麗江の女はよく働く


広場の真ん前のレストランで生ビール、店の前をナシ族の衣裳の女達が頻繁に通る。 
大きな駕籠を、額から背中にかけてベルトで背負った中年女性が何回も何回も店の前を往復する。 何かの運搬の仕事をしているようだ。